2010年10月17日日曜日

お米になるまで

長いことアップ出来なかった間に色んなことをした。まずはコメができるまで、あれから稲刈りのあと稲穂を干した。ご存じはさ掛け、はざがけって言ったりする。3週間ほど干すわけね。これも天候次第、今年は雨のかからないところにと屋根の下に干してみたけど、オイラの師匠のOさんは「こんな風の通りにくいとこは駄目だ」と駄目だしをいただいてしまった。ま、それでもなんとか乾いたので次は脱穀作業である。
作業は脱穀機を動力の昔のヤンマー製の発動機にベルトでつなぐ。この発動機はこの後の籾すり、精米にも使うのだ。まずは脱穀セットね。




脱穀作業の写真はないが、脱穀した後稲わらやら、穂先の籾がたくさんまじり籾だけにはならない、このままだと籾すり機がつまってしまって作業できないのでふるいにかける。写真はその作業、で、とれたものがこんな感じ。

そしていよいよ・・・

籾すり機の登場で師匠のOさんが最新!?型の籾すり機に手を突っ込んでいる。扱えるのは師匠のようにかなり昔にコメ作りをやっていた人しか扱えない。僕なんか機械は得意なほうだけどこんな芸術品のような昔の機械は人間の感覚がものを言うと思う。写真ではOさんが手を使って籾米の機械に入っていく量を微妙に調整しているのだ。頼りになるのはもちろん機械の知識と人間の五感だ。そのうち自分ですべての作業をできなければならないが、まだまだ・・・・なのである。
さて、脱穀した後の稲わらは乾いているうちに田んぼに持って行って灰にする、つまり燃やすわけね。

去年までは田んぼにばらまくだけだったが、土に戻るまでの時間がここ北国では時間がかかるような気がするのでひと手間加えてみた、これがいいかどうかは来年、再来年そのうちわかると思う。すこしづつ良くしていこう。そして作業は精米なのだ。

精米は少しでいい、うちは玄米で食べるのでおすそ分け用なのだ、脱穀から精米まで丸二日かかった。この作業が済んで今年のコメ作りはまずはひと段落だ。そして食卓には・・・

やはり自分で作ったコメは美味い。たぶん自分で作ったのが大きな理由だと思うけど。これをじっくり食べながら来年のコメ作りを考えるんやろなー。師匠のOさん有難うございます。神棚にそなえて頂きます。

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